お前が大好きで。好きで好きでどうしようもなくて。
 好きだという、その感情に偽りはないのに。いや、ないからこそ。
 そのアイカメラには俺だけを映していてほしい。
 もう創造主さえも映していてほしくはない。
 自分でも理解している。なんて醜い嫉妬。
 こんな嫉妬という醜いものの塊である俺を、今日もお前は綺麗だといって撫でる。
 その言葉が、どれだけ俺を苦しめているかなんて、知らないくせに。





(嬉しいけど、悲しい)





H22.3.11